FX自動売買ツールは、最初にプログラムを決めると自動で利益を狙える点が最大の魅力です。
FX自動売買ツールの利用を検討している方のなかには、数が多すぎてどのツールを選べばよいのか悩んでいる方もいるでしょう。
自身にあったツールを選ぶためには、提供会社の信頼度や最低取引金額など、さまざまなポイントを確認する必要があります。
本記事では、おすすめのFX自動売買ツール12選を紹介します。
選び方やメリット、デメリットについても詳しく解説するため、FX自動売買ツールを選ぶ際の参考にしてみてください。
FXの自動売買とは?

FXの自動売買は、プログラムやアルゴリズムを利用して外国為替市場で自動的に取引をおこなう方法です。
自動売買はシステムトレードやシストレとも呼ばれます。自動売買に対して、手動での取引を裁量取引、裁量トレードといいます。
自動売買はコンピュータープログラムによりおこなわれるため、市場が開いている時間帯に限定されません。
そのため、市場の開いている間は24時間365日いつでも取引をおこなえます。
自身で取引しなくてもよいため、忙しくて取引する時間が十分に取れない方におすすめです。
自動売買はトレーダーにとって便利なツールであり、トレードの効率を向上させられます。
ただし、過去のパフォーマンスが将来の結果を保証しないことや、十分な設定と監視が必要であることに留意する必要があります。
FX自動売買3つの種類

FX自動売買ツールはトレーダーのスキル、戦略、リスク許容度にあわせて選択しなければなりません。
FX自動売買の種類は、次の3つです。
それぞれについて解説します。
リピート型
リピート型は、事前に設定した特定の通貨ペアを、繰り返し売買するタイプの自動売買プログラムです。
価格が上下する傾向が見られる市場状況を活かし、利益を積み重ねることを目指します。
一定の価格で買いまたは売りの注文を出し、決められた利益幅または損失幅を達成したら、利確または損切りを繰り返す点が特徴です。
外国為替市場では、明確なトレンドが発生するのは稀で、残りの大部分は一定の範囲内で動くレンジ相場とされています。
裁量取引では毎回多くの注文を手動で設定する必要があり、面倒な作業となりますが、リピート型の自動売買ツールは注文する手間を省き、取引プロセスを効率化するのに役立ちます。
選択型
選択型は、FX会社やトレーダーが提供する取引ルールを選択し、売買をおこなうツールです。
初心者でも成功しているプロトレーダーのトレード戦略を模倣でき、高度な知識やトレード技術がなくても利益を追求できます。
ただし、あらかじめ設定されたトレードロジックの変更ができない制約があります。
また、トレーダーが急に不振に陥ったり、突然取引を停止したりするリスクもあるため注意が必要です。
開発型
開発型は、プログラミング言語を用いて自動売買のルールを設定し、取引をおこなうツールです。
利用者は独自にプログラムを開発するか、既存のプログラムを購入し、設定をおこなう必要があります。
開発型ツールは設定を柔軟に変更できるため、取引ルールのカスタマイズが可能です。
ただし、複雑な設定が必要なため、初心者には向いていないツールといえます。
世界的にもっとも有名な開発型ツールはMT4です。
MT4は豊富な分析ツールやチャートを備え、高度で柔軟な設定が可能です。
FX自動売買ツールの6つの選び方

FX自動売買ツールを選ぶ際には、次の6つのポイントに注目してください。
- 使いやすさで選ぶ
- 提供会社の信頼度で選ぶ
- 利用者の利益実績で選ぶ
- 手数料で選ぶ
- 最低取引金額で選ぶ
- 通貨ペアの数で選ぶ
それぞれ解説します。
使いやすさで選ぶ
自動売買ツールの使いやすさは非常に重要です。
なかには設定が難しいものや、売買システムが多くてどのシステムを選べばよいかわからないものもあります。
そのため、できるだけ複雑なツールを避け、シンプルなツールを選択しましょう。
売買システムの開始や停止、運用状況の確認など、操作が容易かどうかも重要です。
自動売買ツール選びに不安を感じる方は、デモ口座を無料で提供しているFX業者もあるため、デモ口座を利用して事前に操作性を確認してみましょう。
提供会社の信頼度で選ぶ
信頼性のあるFX会社を選ぶことも、取引資金の安全性を確保するために重要です。
信頼性のあるFX会社は、適切な機関により監督されているため、会社の透明性や取引の公正さが保たれています。
FX会社の信頼性を確認する際は、次の情報を開示しているかを確認しましょう。
- 会社名
- 設立日
- 代表者名
- 会社の住所
- 電話番号
また、金融商品取引業者として登録されているかも、金融庁の公式サイトを参考にして確認してください。
信頼性のあるFX会社は優れたカスタマーサポートを提供しており、取引者の質問や懸念に対応してくれるため、問題が生じた際に迅速に対応できるでしょう。
FX会社を選ぶ際は、ほかのトレーダーや専門家のレビュー、評価を確認し、信頼性を確かめることが重要です。
利用者の利益実績で選ぶ
自動売買ツールを選ぶ際に、実績の比較は非常に重要です。
ツールを利用した方が収益を上げているかどうかを確認しましょう。
利益額や利益率、利用者の口座開設数などは、公式サイトから確認可能です。
ただし、金額や増加率よりも、その自動売買ツールの取引条件が自身のトレードスタイルと合致しているかどうかがより重要です。
たとえば、自身の資本が10万円であるのに、1,000万円で運用した場合の実績を見て取引をおこなってもよい結果を得るのは難しいでしょう。
そのため、自身の資本やリスク許容度にあった取引条件を選んだうえで比較しましょう。
また、実績の対象期間も重要です。短期間の実績は偶然によるものかもしれません。
最低1年以上の実績を見て、長期的に利益を上げられる売買システムかどうかを確認しましょう。
手数料で選ぶ
FXのコストは主に、取引手数料とスプレッドです。
自動売買ツールを提供するFX会社の手数料やスプレッドは、比較的高めの傾向があります。
取引1回ごとに手数料がかかる場合や、手数料が無料と宣伝されていても、広いスプレッドにより追加のコストが発生しては意味がありません。
1回の取引あたりの手数料やスプレッドは、最終的な利益に影響を与えるため、似たような自動売買システムを比較する際には、コストも注意深く確認しましょう。
最低取引金額で選ぶ
初心者の場合、FX市場や自動売買の仕組みを学ぶために、小さな取引金額からはじめることが重要です。
小額の取引からスタートすると、精神的な安心感を持てますが、高額な取引にはストレスがともないます。
小額ではじめて、経験を積んでからリスクを増やしても遅くはありません。
FXの自動売買は米ドル円を1,000通貨単位で運用すれば、5,000円程度ではじめられます。
自動売買を検討する際は、1,000通貨単位で運用できるかどうかも確認しましょう。
通貨ペアの数で選ぶ
取引をする通貨ペアの数を増やすことで、異なる相場状況にも対応できます。
ある通貨ペアがレンジ相場にある間に、ほかの通貨ペアがトレンド相場になるかもしれません。
複数の通貨ペアを選ぶことでさまざまな市場状況に対処できるため、通貨ペアが多いFX会社を選ぶとよいでしょう。
ただし、過度な分散は管理を複雑にし、混乱を招く可能性があるため、自身のトレード能力とリスク許容度にあわせて適切な数の通貨ペアを選びましょう。
FX自動売買ツールのおすすめ12選

おすすめのFX自動売買ツールは、次のとおりです。
- iサイクル2取引
- トライオートFX
- トラッキングトレード
- トラリピ
- みんなのシストレ
- ループイフダン
- HyperSpeedNEXT
- マイメイト
- 松井証券FX
- QUOREA(クオレア)
- auカブコムFX
- ちょいトレFX
それぞれの特徴を詳しく解説するため、自身にあった自動売買ツールを見つけてみてください。
iサイクル2取引
外為オンラインが提供するiサイクル2取引は、自動で取引を繰り返すリピート型の自動売買ツールです。
仕組みがシンプルで設定も簡単なため、自動売買ツールの利用がはじめての方におすすめです。
iサイクル2取引は、レンジ相場を外れた際に力を発揮するシステムで、中長期で安定した利益を期待できます。
レンジを外れて上昇しても下落しても、相場に追従しながら自動で取引を続けるため、市場の急な変化にも対応可能です。
iサイクル2取引は24時間自動で売買します。そのため、FX取引をおこなう時間が確保できない方でも手軽にはじめられるでしょう。
iサイクル2取引には、次の3種類があります。
- ランキング形式
- マトリクス方式
- ボラティリティ方式
より優秀な注文方法を利用したい場合は、ランキング形式がおすすめです。
相場にあわせて細かな設定をおこないたい場合は、マトリクス方式を選びましょう。
ボラティリティ方式は、もっともスタンダードな方法です。
売りと買いの選択、過去の変動幅(値動き)、対象資産の設定のみではじめられます。
また、外為オンラインでは、デモトレードが用意されており、無料で自動売買の練習ができます。
iサイクル2取引のデモトレードは仮想の資金を利用して、本番と同じような環境で取引可能です。
初心者はデモトレードを利用して、設定や仕組みなどを体感的に学びましょう。
トライオートFX
トライオートFXは、インヴァスト証券が運営するFXとETFの取引を自動的にくり返す資産運用サービスです。
インヴァスト証券は自動売買に力を入れている会社で、FXの知識が不足している方や売買の手間を省きたいと考えている方には、利用しやすいサービスといえるでしょう。
トライオートFXは、最低取引単位が1,000通貨であることや、ETFが1口から取引可能なことなど、初心者でもはじめやすい点がメリットです。
トライオートFXは独自の取引ルールを簡単に設定でき、設定したルールに従いシステムは自動的に取引を実行します。
取引ルールは上昇相場、下降相場、レンジ相場にあったルールにカスタマイズ可能です。
そのため、あらゆる市場状況で利益を追求できます。
取引ルールの種類は、次の3種類です。
- ビルダー
- チャートメイク
- セレクト
ビルダーは、クリックや入力のみのシンプルな操作で取引を繰り返すオリジナルの取引ルールを作成できます。
自身で相場予想ができる方や売買アイデアがある方ならビルダーを利用してのオリジナルルール作りがおすすめです。
チャートメイクは、チャートに値動きの予想を描くのみで取引ルールを作れます。
直観的な操作で、パソコンでもスマートフォンでも簡単に利用できる、トライオートの独自機能です。
セレクトはトライオートの運用ルールを選択して、すぐに取引をはじめられる機能です。
経験豊富なストラテジスト、有名なブロガー、トライオートの利用者などが考案したルールを選択して取引を開始できるため、投資経験が少ない方でも安心して利用できます。
トラッキングトレード
トラッキングトレードは、FXブロードネットのリピート系注文です。
自動取引を繰り返すことで、少ない利益を積み重ねていくため、コツコツ稼ぎたい方に向いています。
専門的な相場予測や分析手法の知識がなくても利用可能で、自動発注のため売買のタイミングを間違えて利益が減少するような心配もありません。
トラッキングトレードは、FXブロードネットの取引画面に標準搭載されている機能で、FXブロードネットの店頭FX口座を保有している方であれば、申し込み等も必要ありません。
FXの自動売買がはじめての方でも簡単な注文設定でいつでも取引を開始できます。
また、ワンタッチ設定で手軽にプロ並みの運用が可能なこともトラッキングトレードの特徴です。
ワンタッチ設定は、プロトレーダーがトラッキングトレードの運用成績を競うガチンコバトルのプレイヤーの設定を簡単に真似られる発注機能です。
ガチンコバトルでは、長期間の運用成績をすべて開示しています。
そのため、成績が偶然の運などではなく、実力に裏付けされた実績であることがわかります。
真似したいプレイヤーを選択するのみで利用可能なため、FXの経験がない方でも、選んだプレイヤーと同じような運用結果を期待できる点がメリットです。
また、利用者の資金は、自己資金と区別して三井住友銀行の金銭信託口座で管理されており、万が一の際も資産が守られます。
安全に取引したい方も、トラッキングトレードの利用を検討してみてください。
トラリピ
トラリピはマネースクエアが提供するFXの自動売買サービスです。
最小取引単位は1,000通貨のため、少額資金で自動売買に挑戦できます。
トラリピは新規と決済の注文を同時に発注するイフダン注文を繰り返すリピート機能を持つ自動売買システムで、レンジ相場で何度も利益を狙うことを目的としています。
トラリピは相場が上がるか下がるかを予想するのではなく、これからレートが上下しそうな範囲を予想するため、発注後は予想した範囲内でレートが上下する間は、新たに予想をする必要はありません。
そのため、相場を予想する頻度を大幅に削減できるメリットがあります。
また、個別ミーティングやセミナー、オンライン相談などサポート体制を充実させており、トラリピ初心者が安心して取引できる環境が整備されています。
設定のやり方、通貨ペアやスワップポイントの説明、トラリピ戦略など、トラリピをうまく活用するためのアドバイスを受けられるため、自動売買がはじめての方はトラリピの利用がおすすめです。
みんなのシストレ
みんなのシストレは、トレーダーズ証券が運営するみんなのFXが提供するサービスで、みんなのFXで取引をおこなっているトレーダーの取引をもとに、24時間自動売買をおこないます。
利益を上げているトレーダーのシステムを選ぶのみで取引を開始できるため、初心者でも簡単に利用できます。
最低取引単位は1,000通貨です。少額から自動売買をはじめられるため、リスクを抑えて自動売買を利用したい方におすすめです。
また、みんなのシストレでは、テキストマイニングAIという、売買シグナル提供サービスがあります。
テキストマイニングAIは、為替レートとマーケット情報をリアルタイムに収集し、AIが瞬時に機械学習します。
AIが売買をおこなったタイミングやポジション情報をリアルタイムでみんなのシストレに提供するため、テキストマイニングAIを活用すると、AIと同じ売買ポイントにエントリー可能です。
また、AIは世界中の為替ニュースから相場動向を予測し、24時間自動売買をおこなうため、忙しい方や投資初心者には大きなメリットとなるでしょう。
ループイフダン
ループイフダンはアイネット証券が提供する自動売買ツールです。
一定の値幅でレートが動いたら自動で売買を繰り返すのみのシンプルなシステムで、設定も非常に簡単なため、投資経験がない方でもはじめられます。
ループイフダンは簡単な3ステップで自動売買を利用できます。
- 取引額を設定する
- 買値を設定する
- 売値を設定する
ループイフダンは24時間自動で取引を繰り返す仕組みであり、忙しい方でも相場を常に監視する必要がありません。
また、小さな利益を積み重ねていくシステムであるため、リスクを抑えながら長期でコツコツ資産を増やしたい方に向いているといえます。
反対に、短期的に相場が荒れるような局面で、一攫千金を狙うような取引を好む方には向いていません。
ループイフダンは1万円でもはじめることは可能ですが、継続的に運用するためには10万円位からはじめるとよいでしょう。
HyperSpeedNEXT
マネーパートナーズが提供するHyperSpeedNEXTは、スピードに磨きをかけた高性能取引ツールで、自動売買も可能です。
HyperSpeedNEXTは23種類のテクニカル指標を活用して、自身仕様の売買ルールを柔軟に設定できます。
加えて、独自のストラテジー(売買戦略)を構築するために売買ルールを組みあわせることも可能です。
条件が満たされた際に自動的に注文が発行されるため、忙しい方や外出が多い方も安心して利用できます。
自動売買といえば、広範囲のスプレッドや手数料が課されることが一般的ですが、パートナーズFXの自動売買は通常の取引と同等のスプレッドで取引が実行されます。
そのため、コストを抑えて自動売買を利用したい方にもおすすめです。
また、HyperSpeed NEXTは、過去のデータを活用して作成したストラテジーのパフォーマンスを評価できるバックテスト機能を提供しています。
異なる組みあわせのバックテストをおこないたい場合も、一度の作業で簡単に実施できる複数バックテスト機能を活用できます。
マイメイト
マイメイトは、AIを活用した自動売買ツールで、自身のみのエージェントの作成が可能な点が特徴です。
通貨ペアやテクニカル指標、ニュース情報などから学習させたい内容を選ぶとAIが誕生します。
AIエージェントは、自己学習機能を備えており、過去のトレードの成功と失敗を自己分析して、日々成長します。
AIエージェントは可愛らしいキャラクターにデザインされており、育成ゲームのような感覚で取引をおこなえる点がメリットです。
また、投資経験がない方に向けたファンド機能もあります。
これはファンドの設定値通りに自動的にAIが採用され、収益の最適化を目指す機能です。
ファンドはほかのユーザーが利用しているものから選択可能なため、調子のよいものを選ぶのみで投資をはじめられます。
しかし、ほかの自動売買ツールは1,000通貨で取引できるものが多いですが、マイメイトは5,000通貨からという点には注意しておきましょう。
松井証券FX
松井証券は、株や投資信託、FXなどさまざまな投資サービスを提供するネット証券会社です。
松井証券FXには自動売買機能もあります。
あらかじめ取引条件の設定をおこなうと、24時間自動で売買を繰り返すため、取引状況を常に監視する必要がありません。
実装されている注文方法は、特定の値幅で売買を繰り返すリピート注文です。
あらかじめ設定しておいたルールをもとに売買を繰り返すことで、取引時間が確保できない方でも、長期的にコツコツ利益を得られる可能性があります。
また、松井証券の最小取引単位は1通貨で、自動売買も1通貨単位で取引可能です。
約100円からはじめられるため、FX初心者でも気軽にはじめられるでしょう。
LINEアカウントとの連携により、マーケットニュースやチャートを手軽に閲覧し、経済指標や為替レートの急な変動に関する通知を受け取ることも可能です。
LINEを介して松井証券FXアプリを簡単に起動できるため、スマートフォンを利用してFX取引を手軽に楽しめるでしょう。
QUOREA(クオレア)
QUOREAは、AIによる洗練された投資戦略を誰でも手軽に利用できる、FXの自動売買プラットフォームです。
AIにより自動採点されたロボットをプラットフォーム上で簡単に選定可能なため、投資初心者でも安心して利用できます。
QUOREA全体で約4,000ものロボットが存在し、現在も増え続けています。
公開されているロボットはいくつでも利用可能で、入れ替えもいつでもできます。
AIが情報を収集し、取引のタイミングを分析すると、裁量取引では難しい冷静な判断でFX取引をおこなえるでしょう。
投資信託やロボアドバイザーなどは資産を持ち続けるため、対象資産の値下がりが保有資産の目減りに直結する可能性があります。
一方、QUOREAは、投資ロボットが適切なタイミングで投資対象を売買します。
そのため、資産の長期的な価格変動に対する影響が比較的低い投資が可能です。
なお、QUOREAはFX業者のプラットフォームではありません。
QUOREAで自動売買をおこなうためには、松井証券、フィリップ証券、岡三オンライン(岡三証券株式会社)いずれかの接続先口座が別途必要です。
auカブコムFX
auカブコムFXは、auカブコム証券が運営するFX取引サービスです。
パソコンとスマートフォンの両方で利用しやすく、直感的な操作が可能な、高度なカスタマイズ性と操作性を備えたFX取引ツールが提供されています。
最低取引単位も1,000通貨から対応しており、1万通貨や10万通貨でも取引可能です。少額で取引したい初心者の方でも安心して利用できるでしょう。
また、auカブコムFXのスプレッドは業界で最も狭い水準であるため、取引のコストを効果的に節約できます。
auカブコムFXは自動売買取引も可能です。
auカブコムFXでは、トレンド転換やトレンド追従など9つのストラテジーサンプルを提供しています。
サンプルをベースにしてカスタマイズしたり、新しいストラテジーを独自に構築したりできます。
そのため、初心者から中級者、上級者まで、FXの経験レベルに応じて幅広く利用できるツールといえるでしょう。
ちょいトレFX
ちょいトレFXはFXプライムbyGMOが提供している自動売買ツールで、トレーダーの代わりに24時間取引をおこなうサービスです。
画面上にあるテクニカル指標を選ぶのみで、自身独自のストラテジーを作成できるため、プログラムの知識は必要ありません。
また、用意されている優秀なストラテジーを選択して取引をおこなうことも可能です。
ストラテジーはバックテストにより正常に稼働するか検証可能なため、損失が大きくなるリスクを抑えながら安心して運用できます。
ちょいトレFXでは取引手数料が無料となっており、最低取引単位は1,000通貨です。
資金面のハードルが低いため、FXに興味はあるものの踏み出せないという方におすすめです。
FX自動売買で損をしないための8つのポイント

FX自動売買ツールを導入しても、必ず利益を出せるわけではありません。
FX自動売買で損をしないために、次の8つのポイントを意識してください。
- 操作が簡単なツールからはじめる
- 主要な通貨ペアを選択する
- 資金管理を徹底しておこなう
- 取引資金を十分に用意しておく
- 売買ロジックの確認・見直しする
- 複数の売買ロジックで取引をおこなう
- 万が一のときには手動で損切りする
- お得なキャンペーンを活用する
一つずつ解説します。
操作が簡単なツールからはじめる
自動売買の利用が初めての方は、操作が比較的簡単なツールからはじめるとよいでしょう。
操作や設定が直感的でわかりやすいシンプルなツールは、初心者でもストレスなく取引をはじめられます。
また、リスク管理を実行しやすく、取引の損失を最小限に抑えることにも役立ちます。
初心者は操作が簡単なツールではじめ、経験を積みながら徐々により高度なツールに移行するとよいでしょう。
主要な通貨ペアを選択する
FXの自動売買をはじめる際、初心者は米ドル、ユーロ、円などの主要な通貨ペアを選択しましょう。
主要な通貨ペアは高い流動性を持ち、比較的安定した価格変動が見られます。
一方、マイナー通貨は急激な価格変動が頻繁に発生し、自動売買の効果が制限される可能性があるため、自動売買の利用にはおすすめできません。
資金管理を徹底しておこなう
FXで勝つためには、資金管理の徹底が重要です。
FXは利益と損失の波があり、最終的に初期の資金にプラスが残るかどうかが鍵となる投資形態です。
そのため、利益と損失を適切に管理できれば、FXで失敗するリスクを抑えられるでしょう。
適切な資金管理がおこなわれていれば、大きなリスクを取る取引にも対処可能です。
仮に損失を被ったとしても、適切な資金管理により一定の資本を保持するため、次回以降の取引をおこなえます。
また、資金管理が適切にできていれば、常に一定額以上の資金を保持できるため、損失へのプレッシャーが減り、精神的にも余裕が生まれます。
精神的に追い詰められることなく冷静な判断がおこなえるため、取引のミスも減少するでしょう。
取引資金を十分に用意しておく
FX自動売買を利用する際、慢心してしまい、重要な政治経済の出来事やチャートの変動を見落とす可能性があります。
知らないうちに予期せぬ相場変動が発生し、ロスカットのリスクが高まるため注意が必要です。
ロスカットは、損失が一定水準を超えた場合にポジションを自動的に決済する仕組みです。
ロスカットのリスクを最小限に抑えるために、FX口座には十分な資金を用意しておきましょう。
売買ロジックの確認・見直しする
金融市場は変動的であり、相場のトレンドやパターンが変わることがよくあります。
そのため、売買ロジックを定期的に見直すことが重要です。
定期的な監視と改善をおこない、最新の戦略を採用しましょう。
売買ロジックを常に自身のトレードスタイルにあったものに更新しておくと、新たな市場状況に適応しやすくなり、自動売買システムの長期的な成功を確保できるでしょう。
複数の売買ロジックで取引をおこなう
一つの売買ロジックに依存すると、特定の市場状況で効果を発揮しづらい可能性があります。
一つの売買ロジックが一時的に成功しても、成功が長期的に持続するかどうかは不明です。
複数のロジックを利用すると、常に市場の変動に対応できるでしょう。
万が一のときには手動で損切りする
自動売買は相場が激しく動いている際に、大幅な損失を被るリスクが高まります。
自動売買の弱点は急激な価格変動に対応できないことです。
とくに、経済指標の発表後や大規模な経済ニュースの発表時に市場は荒れ模様となることがよくあります。
価格が急上昇するかと思えば、急落することも珍しくありません。
荒れた相場状況で自動売買システムを運用すると、予期せぬ損失が発生する可能性が高まるため、万一予期せぬ市場変動やトラブルが発生した場合には手動で損切りしましょう。
お得なキャンペーンを活用する
FXの口座を開設し、FX会社から指定された条件を達成すると、さまざまな特典を受けられることがあります。
新規口座開設者に対してのキャッシュバックキャンペーンや、各種ポイント、QUOカードをもらえるなどのキャンペーンがあります。
FX自動売買は充実したキャンペーンを利用してお得にはじめましょう。
キャンペーンにより条件も異なるため、詳細はFX会社の公式サイトを確認してください。
FX自動売買ツールを利用する5つのメリット

FX自動売買ツールを利用するメリットは、次の5つです。
- すぐに始められる
- 24時間取引ができる
- 時間に余裕が生まれる
- 専門的な知識や経験が不要になる
- 感情に左右されず取引ができる
一つずつ解説します。
すぐに始められる
自動売買は、選んだ自動売買プログラムをFX会社のプラットフォームに組み込み、取引ルールや戦略を設定するのみです。
FX初心者でもすぐに取引をはじめられる点は、自動売買ツールを利用するメリットといえるでしょう。
24時間取引ができる
FX市場は24時間取引が可能です。
とくにNY市場、日本時間の深夜から早朝にかけては活発な取引がおこなわれており、価格変動が大きいです。
そのため利益の機会は増えるかもしれませんが、24時間画面に張り付いているわけにはいきません。
そのような状況では、自動売買が役立ちます。
自動売買は、一定の設定に従い自動的に取引をおこなうため、トレーダーが寝ている間や仕事をしている間でも、24時間収益の機会を見逃しません。
時間に余裕が生まれる
自動売買ツールは24時間体制で取引を実行するため、トレーダーは取引を監視し続ける必要がありません。
自動売買ツールを利用すると、トレーダーはほかの活動に時間を利用できます。
仕事や趣味、睡眠や学習など、ほかの重要な活動にも余裕を持てるでしょう。
専門的な知識や経験が不要になる
一般的にFXの裁量取引では、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析をおこない、売買のタイミングを判断します。
しかし、FX初心者がそのような知識を効果的に活用するのは難しいでしょう。
一方、自動売買では、取引ツールにあらかじめ組み込まれた取引戦略を活用するため、一定の成果が期待できます。
分析方法や売買タイミングについて悩む必要がなく、スムーズに取引がおこなえる点は自動売買の大きなメリットといえるでしょう。
感情に左右されず取引ができる
FXに限らず投資の世界では、感情に左右されて失敗するケースが多いです。
たとえば、含み損が膨らんでいるのに損切りを怠ったり、ロスカットの損失を埋めあわせたい一心で冷静な判断を欠いて新しいポジションを取ったりするなどの経験は、多くのトレーダーが経験しています。
どのような状況でも冷静な判断を下すには、慣れと訓練が必要です。
その点、自動売買は機械的に取引を実行するため、注文の際に感情に左右されることはありません。
自動売買はメンタルが強くない方でも、合理的なトレードを続けられるでしょう。
FX自動売買ツールを利用する5つのデメリット

FX自動売買ツールにはメリットのみでなく、次のようなデメリットもあります。
- 相場の急変に対応できない
- 取引手数料がかかる
- トレードのスキルが身に付きにくい
- 取引ツールによっては導入が難しい
- 詐欺的な自動売買ツールが存在する
自動売買ツールを利用して失敗しないためにも、それぞれのデメリットについて内容を確認しておきましょう。
相場の急変に対応できない
自動売買ツールはあらかじめ設定されたルールに従いトレードをおこなうため、急激な市場変動や予想外のイベントに対応する能力に限界があります。
価格がレンジを突破し、急激な上昇トレンドが形成された場合、大きな収益を得る機会です。
しかし、レンジ相場に強い自動売買プログラムでは、急激な上昇トレンドには適切に対応できないことがあります。
自動売買ツールには、すべての市場状況に適した万能のプログラムは存在しません。
現在の市場状況をよく観察し、自身の投資スタイルにあった取引システムを見つけて活用しましょう。
取引手数料がかかる
FXの自動売買は、裁量トレードに比べて手数料が高くなる可能性があることがデメリットの一つです。
自動売買プログラムの開発やサーバーの維持などに関連するコストとしてスプレッドを広げたり、取引手数料を引き上げたりする場合があるためです。
トレードのスキルが身に付きにくい
自動売買は取引を自動化するため、トレーダーが市場分析や取引判断を自身でおこなう必要はありません。
そのため、自動売買を利用しているトレーダーは、市場の動向やトレード戦略の詳細な理解が不足する場合があります。
優れた取引ロジックを活用すると取引を手軽におこなえるため、テクニカル分析やファンダメンタル分析などのスキルが後回しになる可能性が高まるでしょう。
取引ツールによっては導入が難しい
自動売買は取引ツールによっては設定が難しいことがあります。
とくに、世界的に有名なMT4と呼ばれる取引ツールは、自動売買の設定が複雑です。
MT4で自動売買をおこなうためには、MT4で利用可能な自動売買システムのEAが必要です。
ユーザーは自身で開発したり購入したりしたEAをMT4に組み込み、稼働させる必要がありますが、高価なEAを購入しても、MT4への設定が難しく、その結果、諦めるトレーダーも存在します。
初心者の方はシンプルな設定で使いやすいツールの利用からはじめましょう。
詐欺的な自動売買ツールが存在する
FX市場では、信頼性の低い自動売買ツールや詐欺的なプログラムが存在しており、トレーダーに損害を与える可能性があるため注意が必要です。
たとえば、高額な自動売買ツールがうまく動作しなかったり、個人情報や資金を不正に取得されてツールが提供されなかったりする事例があります。
また、悪質な業者は特定の金融機関の口座を開設させ、バックを受け取り利益を得ているケースもあります。
そのため、自動売買ツールを購入する前には、ツールの評判を確認してください。
ほかのトレーダーや専門家の評価やレビューをチェックし、信頼性の低いツールを選ばないことが重要です。
FX自動売買に向いている方の特徴

FX自動売買に向いている方の特徴は、次のとおりです。
- 忙しくて時間がない方
- FXの知識がまだ乏しい方
- 長期的に考えられる方
自身が自動売買に向いているのか確認してみましょう。
忙しくて時間がない方
仕事や子育てなどで忙しく、取引する時間が取れない方は自動売買の利用がおすすめです。
自動売買システムはあらかじめ設定された取引ルールに従い自動的に売買をおこなうため、取引状況を監視し続ける必要がありません。
自動売買を利用すると、市場分析や取引の継続的な監視に費やす時間を大幅に節約でき、日常生活や仕事に集中する時間を確保できるでしょう。
FXの知識がまだ乏しい方
自動売買はプログラムにより取引が実行されるため、トレードに関する高度な知識が必要ありません。
取引ルールを設定できれば、初心者でも利用可能です。
自動売買システムは、FX会社やプロのトレーダーが開発したトレード戦略を利用できるため、経験豊富なトレーダーの知識とスキルを借りられます。
FXの知識が少なく、自身で取引をおこなうことが不安な方は自動売買ツールの利用がおすすめです。
ただし、適切な設定とリスク管理が重要であり、市場状況が激しく変化した際に手動で損切りすることも考えられます。
初心者の方は、自動売買を利用する前に、基本的なFXの知識を覚えておきましょう。
長期的に考えられる方
短期的な利益を急いで追求するよりも、長期的な視点で取引を考えられる方のほうが自動売買に向いてます。
長期的な取引戦略は、短期の価格変動に振り回されにくい傾向があります。
また、短期トレードでは個別の取引に集中しやすいため、リスクを均等に分散させることが難しいですが、長期的な取引戦略はリスクを分散しやすいです。
長期的な視点を持ち、資産を着実に成長させたい方は自動売買を検討してみてください。
FX自動売買のはじめ方

FX自動売買をはじめる場合、次の順番でおこなってください。
- FX会社の口座を開設する
- FX口座開設後に入金する
- 取引を開始する
順番に解説するため、FXの自動売買をはじめようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1:FX会社の口座を開設する
自動売買を扱う国内FX会社を選び、口座開設の手続きを進めます。
最初に電話番号、氏名、住所などの個人情報を提供し、必要な書類の提出が必要です。
本人確認書類は、次のようなものが必要です。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 共済組合員証
- 印鑑登録証明書
- 特別永住者証明書
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
必要書類はFX会社により異なるため、事前に口座開設をするFX会社に確認してください。
また、マイナンバーカードの提出も必要です。所有していない方は発行しておきましょう。
2:FX口座開設後に入金する
FX口座を開設したあとは、口座に資金を入金します。
資金を入金する方法はFX会社により異なりますが、銀行振込、クレジットカード、電子ウォレットなどが一般的です。
はじめての取引ではリスクを最小限に抑えるために、小額からはじめることがおすすめです。
3:取引を開始する
入金後は、FX自動売買システムを選びます。
取引戦略や条件を設定し、取引をはじめましょう。
自動売買システムはランキング形式で選べる場合が多いため、初心者の方は人気の高いシステムから選んでください。
自動売買ツールの利用がはじめてで不安な場合は、デモトレードが利用できるものを選び、本番の取引前に試してみましょう。
FX自動売買ツールに関してよくある質問

FX自動売買ツールに関してよくある質問についてまとめました。
一つずつ解説します。
FXの自動売買は無料ですか?
基本的にFX業者が提供しているツールは無料で利用可能です。
一方で、投資運用会社やトレーダーが販売しているツールには有料のものが存在します。
FXの自動売買は必ず儲かりますか?
過去のデータに基づいてトレード戦略を構築する自動売買ツールは、将来の市場状況が過去のデータと同じであることを前提としています。
しかし、市場は変動的で予測不可能な要因が多いため、過去のパフォーマンスが将来の結果を保証するわけではありません。
損失を最小限に抑えるために、リスク管理を徹底しましょう。
FXの自動売買で得た利益は税金がかかりますか?
FX取引の為替差益やスワップポイントで得られた利益からかかった経費を差し引いた金額が、確定申告の対象です。
2012年以降、FXの税率は雑所得として扱われ、申告分離課税が適用されています。
税率は所得の額にかかわらず、所得税15%と住民税5%をあわせた一律20%です。
FXの利益はほかの所得とは合算しません。FXの利益のみで税額を計算します。
確定申告をおこなわなかった場合、無申告加算税や重加算税などの余計な税金を支払うことになるため注意してください。
まとめ

今回は、おすすめのFX自動売買ツールや自動売買ツールのメリット、デメリットなどについて解説しました。
自動売買ツールを利用すると、感情の影響を受けずに取引できたり、時間に余裕ができたりなど多くのメリットがあります。
裁量取引でなかなか利益を上げられなかったトレーダーにとって、自動売買は魅力的な選択肢といえるでしょう。
ただし、適切なルール設定やシステムの選択が重要であり、リスク管理も不可欠です。
FX取引で自動売買の利用を検討している方は、本記事を参考にしてメリットとデメリットを理解したうえで、自身にあったツールを選択しましょう。